ザ・ビートルズ幻の映像,時空を超えた世界へのメッセージ [時空を超えた世界へのメッセージ]
ザ・ビートルズ、1970年に解散して、
もう、45年にもなるが、この程幻の映像が、
アップルとの交渉の結果、公開する事が決まった。
交渉相手は、ビートルズの権利を管理する、
アップル・コア社だという。
映像は、1968年公開の【イエローサブマリン】の
劇中歌として流れた、【ヘイ・ブルドッグ】と、
邦題【恋を抱きしめよう】だ。
今回、公開されるのは、MVとしては、
完全版のものと云う事なので、ファンの間では、
待ちに待った、映像だ。
ザ・ビートルズは、1966年まで、世界を駆け巡り、
ツアーを行ってきたが、この年をもって、
ツアーを終了している。
その後の活動は、主にスタジオでの音楽作成と、
MVと映画作りに没頭し、後期のスタンダード音楽の
作成に取り組んだ。
今回、公開の映像は、その政策時期の、
黎明期とでも言える頃、あの、世界中に配信され、
当時、日本にも1968年に生番組として、
夜中に放送された、音楽番組、【愛こそはすべて】と、
同じ頃の映像である。
実に、撮影されたのは、1968年なので、
今から、48年も前の映像という事になる。
その後、彼らは公には映画【レット・イット・ビー】で、
アップル社の屋上で、1969年に撮影された即興演奏【ゲット・バック】が、
最後になるが、その前の生演奏という事で、音楽のみならず、
文化的にも非常に価値の有る映像と言っていいだろう。
当時の【ポール・マッカートニー】と【ジョン・レノン】が、
仲良く冗談を言いながら二人でマイクに向かう姿は、
まさに、20世紀の」文化的な宝と言っても良いだろう。
世界平和を唱えていた【ジョン・レノン】が、
今の世界、特に生臭い中東の諸事情を見たら、
一体何と言うのだろうか?
当時、歌われた【愛こそはすべて】は、
まさに、今歌われたい楽曲ではないだろうか?
彼は、世界平和には、【宗教】なんて要らないと
歌っていたのだ。
なぜ、今このタイミングで公開されるのか?
まさに、この事を言いたいかの様なタイミングだ。
映像を駆り立てて、メッセージを送るというのなら、
時空を超えて、【ジョン・レノン】は、本当に世界一の指導者かも知れない。